専門学校の講師の方から、地元で実績と歴史のある会社ということで若尾綜合舞台を紹介されました。この業界は、職人気質の男性が多いという先入観もあり、やっていけるか不安でしたが、どうしても就きたい仕事だったので入社を決断。入社後は、照明課に配属され、厳しい指導を受けることもありましたが、フレンドリーで雰囲気の良い職場だなと思え、仕事へのモチベーションが上がりました。十数年にわたって芝居やミュージカルをはじめ、コンサート、歌舞伎、バレエ、ダンス、野外劇、学園祭など、さまざまな催事を経験でき、照明スタッフとしてキャリアを積み重ねることができました。

特に心に残っている仕事は、ピンスポットの操作を始めて間もない頃で、より良くお客様に見せられるよう照明の出し方を自分なりに考え、当時のチーフに採用してもらったときです。また、他のポジションについたとき、良い舞台になるように各スタッフと連携してつくりあげていったことにやりがいを感じました。いろいろな仕事に挑戦させてくれる若尾綜合舞台は、とても魅力のある会社です。ホールサービス課に異動してからは配属先がクラシックホールということもあり、オーケストラやリサイタル、セミナーなどの催事に関わることが多くなりました。